初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
ワインバーと聞いていたから、ちょっと入りづらい雰囲気の薄暗いお店を想像してた。
だけど入ってみれば、椅子はすべてソファーでゆっくりと落ち着けそうな雰囲気。
食事も済んでいたから、私たちはカウンターの席に案内してもらった。
空いていたソファ席は、なんというかまるでラブシート。考えようによっては家でくつろいでいる感じを演出しているんだろうけど、さすがにそれは無理だった。
「坂下くんって、実は結構お酒が好きだったりする?」
「まぁ、そうだね」
日本酒の時といい、このお店もお酒を純粋に楽しむという点では同じような気がする。
私はお酒があまり飲めない事もあって、ついつい食の方にいくからこういうお店はあまり縁がない。
お店のお勧めのワインで乾杯した。
そのおいしさに早くもワイン好きになりそうで、飲みすぎないようにゆっくりと味わい始めた。
「おいし」
「うん」
坂下くんと二人きりでワインを飲む。こんなの誰が想像しただろうか。恋人同士みたいなシュチュエーションにさっき男友達だって思ったばかりの考えが揺らぎそうになる。
なんなの私、と自分で突っ込みを入れながらもう一度ワインに口をつけた
だけど入ってみれば、椅子はすべてソファーでゆっくりと落ち着けそうな雰囲気。
食事も済んでいたから、私たちはカウンターの席に案内してもらった。
空いていたソファ席は、なんというかまるでラブシート。考えようによっては家でくつろいでいる感じを演出しているんだろうけど、さすがにそれは無理だった。
「坂下くんって、実は結構お酒が好きだったりする?」
「まぁ、そうだね」
日本酒の時といい、このお店もお酒を純粋に楽しむという点では同じような気がする。
私はお酒があまり飲めない事もあって、ついつい食の方にいくからこういうお店はあまり縁がない。
お店のお勧めのワインで乾杯した。
そのおいしさに早くもワイン好きになりそうで、飲みすぎないようにゆっくりと味わい始めた。
「おいし」
「うん」
坂下くんと二人きりでワインを飲む。こんなの誰が想像しただろうか。恋人同士みたいなシュチュエーションにさっき男友達だって思ったばかりの考えが揺らぎそうになる。
なんなの私、と自分で突っ込みを入れながらもう一度ワインに口をつけた