初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
ノリちゃんと二人。コーヒーを飲みながら木村の帰りを待つ。
すっかりノリちゃんの酔いも冷めたみたいだ。
「なんか、変な話しになっちゃったね……」
神妙な顔で言うノリちゃん。
悪いのはノリちゃんってわけじゃない。
「あの様子だと本当に木村、聞いてないんだね」
驚いているというよりも、何を言ってるんだって顔してた。
寝耳に水、みたいな。
「男同士ってあんまりそういう話ししないのかもね」
そうなのかもしれない。私に話したのは偶々そんな状況の時に私がいたからで。私だからというわけでもない。
それに、私は奥さんの事何も知らない。その方が案外話しやすかったのかもしれない。
「ケンカにはならないとは思うけど、」
「うん……」
なんていうか、二人が気まずい感じにならなきゃいいけど。
なかなか帰って来ない木村の姿を探そうと外を見ると、
「ちょ、木村。」
確かに木村の姿を見つけた。
「え?なにどうしたの?」
私の見開いた目をみて驚いたノリちゃんが同じように外を見る。
そこには木村と一緒に歩いてくる坂下くんの姿があった。
まさかこの状況で、みんなの前で坂下くんに別れたのかどうかって聞いたりしないよね?
すっかりノリちゃんの酔いも冷めたみたいだ。
「なんか、変な話しになっちゃったね……」
神妙な顔で言うノリちゃん。
悪いのはノリちゃんってわけじゃない。
「あの様子だと本当に木村、聞いてないんだね」
驚いているというよりも、何を言ってるんだって顔してた。
寝耳に水、みたいな。
「男同士ってあんまりそういう話ししないのかもね」
そうなのかもしれない。私に話したのは偶々そんな状況の時に私がいたからで。私だからというわけでもない。
それに、私は奥さんの事何も知らない。その方が案外話しやすかったのかもしれない。
「ケンカにはならないとは思うけど、」
「うん……」
なんていうか、二人が気まずい感じにならなきゃいいけど。
なかなか帰って来ない木村の姿を探そうと外を見ると、
「ちょ、木村。」
確かに木村の姿を見つけた。
「え?なにどうしたの?」
私の見開いた目をみて驚いたノリちゃんが同じように外を見る。
そこには木村と一緒に歩いてくる坂下くんの姿があった。
まさかこの状況で、みんなの前で坂下くんに別れたのかどうかって聞いたりしないよね?