初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
コーヒー片手に坂下くんが席まで来ると、空いている私の隣の席に座る。
「お疲れさま~」
とはいってみたものの、その言葉が正しいかどうかは謎。そんな私に軽く挨拶をすると坂下くんは、
「月曜から飲み?」
見渡して一番酔ってそうなノリちゃんに聞いたみたいだ。それは至って普通で、木村から何も言われていない様子。
「あ、うん、ちょっと息抜き?」
苦笑いを浮かべて言うノリちゃんの横で「何の息抜きだよ」ってボソって言ってる木村。
この二人はこうやってちょっとした言い合いが普通のコミュニケーションみたいなので放っておく。
「それにしても、こんな所で会うなんて偶然だねぇ?」
ノリちゃんて、ひそかにこんな風に探り入れるのうまいなんて感心してると、
「偶然っていうか、俺が無理やり坂下捕まえただけだけどな」
「そ、そうだよ。坂下、家に帰るんじゃなかったの?」
無意識で木村がそれを崩そうとしたところをノリちゃんがきちんとフォローして続ける。
私なんて、ただ見てるだけなのに。ノリちゃん、すごい。
「あぁ、別に帰っても一人だし。急いでるわけじゃないから平気だよ」
「「え?一人?」」
やっぱりノリちゃんとハモってしまって、私は慌ててコーヒーに口をつけた
「お疲れさま~」
とはいってみたものの、その言葉が正しいかどうかは謎。そんな私に軽く挨拶をすると坂下くんは、
「月曜から飲み?」
見渡して一番酔ってそうなノリちゃんに聞いたみたいだ。それは至って普通で、木村から何も言われていない様子。
「あ、うん、ちょっと息抜き?」
苦笑いを浮かべて言うノリちゃんの横で「何の息抜きだよ」ってボソって言ってる木村。
この二人はこうやってちょっとした言い合いが普通のコミュニケーションみたいなので放っておく。
「それにしても、こんな所で会うなんて偶然だねぇ?」
ノリちゃんて、ひそかにこんな風に探り入れるのうまいなんて感心してると、
「偶然っていうか、俺が無理やり坂下捕まえただけだけどな」
「そ、そうだよ。坂下、家に帰るんじゃなかったの?」
無意識で木村がそれを崩そうとしたところをノリちゃんがきちんとフォローして続ける。
私なんて、ただ見てるだけなのに。ノリちゃん、すごい。
「あぁ、別に帰っても一人だし。急いでるわけじゃないから平気だよ」
「「え?一人?」」
やっぱりノリちゃんとハモってしまって、私は慌ててコーヒーに口をつけた