初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
そのあと、妙に盛り上がってる二人を置いて席を立つ。
久しぶりに私も先生に挨拶したかった。それに、他にも話したい人がいた。
今回のこれを連絡してくれた、
「ノリちゃん」
「お?胡桃澤か?」
「はい、先生。ご無沙汰してます」
先生と話をしていたのは小山田紀夏(オヤマダ ノリカ)
ユキと並び、私が中学時代仲良くしていた友人。
同じクラリネットで、名前も一緒で、中学卒業後もずっと連絡を取り合っていた。
「先生、今は違う学校なんですか?」
「今はもう先生じゃないんだよ」
「え?!」
先生は結婚した奥さんの家の仕事を手伝っているらしい。
おかげで大好きなビオラも好きなだけ弾けるって言ってたけど本当の所はどうなんだろう。
あの頃と違って、きっちりとスーツを着こなして小奇麗な様子の先生は次期社長だって言ってた。
確かに見た目もそんな感じになってるし、似合ってるけどなんだか少し寂しい気がした。
「木村が調べてくれて今日はここに来れたんだよ」
「そうなんですねー。木村もやるなー」
「木村はこういうの得意そうだよね」
きっとノリちゃんもあの時の事。思い出したんだと思う。
久しぶりに私も先生に挨拶したかった。それに、他にも話したい人がいた。
今回のこれを連絡してくれた、
「ノリちゃん」
「お?胡桃澤か?」
「はい、先生。ご無沙汰してます」
先生と話をしていたのは小山田紀夏(オヤマダ ノリカ)
ユキと並び、私が中学時代仲良くしていた友人。
同じクラリネットで、名前も一緒で、中学卒業後もずっと連絡を取り合っていた。
「先生、今は違う学校なんですか?」
「今はもう先生じゃないんだよ」
「え?!」
先生は結婚した奥さんの家の仕事を手伝っているらしい。
おかげで大好きなビオラも好きなだけ弾けるって言ってたけど本当の所はどうなんだろう。
あの頃と違って、きっちりとスーツを着こなして小奇麗な様子の先生は次期社長だって言ってた。
確かに見た目もそんな感じになってるし、似合ってるけどなんだか少し寂しい気がした。
「木村が調べてくれて今日はここに来れたんだよ」
「そうなんですねー。木村もやるなー」
「木村はこういうの得意そうだよね」
きっとノリちゃんもあの時の事。思い出したんだと思う。