初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
ビールのあとはお気に入りのチューハイ。それから、前に先輩と一緒に飲んだ綺麗なブルーの瓶に入った日本酒と立て続けに飲んだ。となれば当然……
「眠い……」
「ほら、クルミ。ベッドで寝ないと」
「んー別にいい」
何もかもが面倒。このままここで目を瞑って寝てしまいたい。
だって寄りかかっている先輩の胸は温かいし、時折髪を撫でる手は優しい。きっとこのまま寝たらいい夢が見れそうな気がするから。
段々と意識が遠のく中、身体がふわりと浮いた気がしてぼんやりと意識が戻る。
その時にはトサリとベッドに体を置かれた直後で、先輩の顔が間近に見えた。
無意識に手を伸ばし、首に手を巻きつけるようにすると引き寄せられてバランスを崩した先輩は枕に突っ伏した。
「ちょ、クルミっ」
焦る先輩に気にする事なく自分に重みがかかった事で満足した私は、そのまま頬に顔を寄せて口づけると、
「おやすみなさーい」
そう言って本格的に思考を遮断した。
布団をかけられて髪を撫でられた後、額に口付けられて何かそっと呟いた先輩。
ぼんやりとした意識の中でその呟きがなんだったのか、考えるまでもなく意識は遠のいていった。
飲み過ぎた事を後悔するのは、いつものように翌日の事だった。
「眠い……」
「ほら、クルミ。ベッドで寝ないと」
「んー別にいい」
何もかもが面倒。このままここで目を瞑って寝てしまいたい。
だって寄りかかっている先輩の胸は温かいし、時折髪を撫でる手は優しい。きっとこのまま寝たらいい夢が見れそうな気がするから。
段々と意識が遠のく中、身体がふわりと浮いた気がしてぼんやりと意識が戻る。
その時にはトサリとベッドに体を置かれた直後で、先輩の顔が間近に見えた。
無意識に手を伸ばし、首に手を巻きつけるようにすると引き寄せられてバランスを崩した先輩は枕に突っ伏した。
「ちょ、クルミっ」
焦る先輩に気にする事なく自分に重みがかかった事で満足した私は、そのまま頬に顔を寄せて口づけると、
「おやすみなさーい」
そう言って本格的に思考を遮断した。
布団をかけられて髪を撫でられた後、額に口付けられて何かそっと呟いた先輩。
ぼんやりとした意識の中でその呟きがなんだったのか、考えるまでもなく意識は遠のいていった。
飲み過ぎた事を後悔するのは、いつものように翌日の事だった。