初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
夏祭りの日。
あの時行かないと言っていた子たちまで来ていた。
なんとうちの学年のほぼ全員。15人ほどが揃うとやっぱりこんなにいては団体行動なんて無理じゃないかと思い始める。
「結構そろったな」
自分で言いだしたはずの木村もちょっとびっくりしてる。あの時返事をしたのは10人足らずだったはず。
「なんかすごい人になっちゃったね」
隣にいるノリちゃんにこっそりつぶやく。
「こんなに多くちゃ、親睦も何もないけどね」
呆れたように言うけど。でもお休みの日に坂下くんと一緒にいられるのは嬉しい。
一緒にって言ってもこんなに距離は離れてるけど。
「木村にうまい事言って一緒にいられるように言ってくる」
「え、」
すぐに行動に移す所はユキもノリちゃんにも感心するけど、きっと私にはできそうにない。
そのユキは親戚の家に行くことが決まっていて、今日来れない事をものすごく残念がってた。
そんなユキをかわいそうに思うけど、一歩リードなんて思う気持ちもちょっとあったりして。
すぐに戻ってきたノリちゃんは満面の笑みで浮かべてる。
うまくいったのかな?
あの時行かないと言っていた子たちまで来ていた。
なんとうちの学年のほぼ全員。15人ほどが揃うとやっぱりこんなにいては団体行動なんて無理じゃないかと思い始める。
「結構そろったな」
自分で言いだしたはずの木村もちょっとびっくりしてる。あの時返事をしたのは10人足らずだったはず。
「なんかすごい人になっちゃったね」
隣にいるノリちゃんにこっそりつぶやく。
「こんなに多くちゃ、親睦も何もないけどね」
呆れたように言うけど。でもお休みの日に坂下くんと一緒にいられるのは嬉しい。
一緒にって言ってもこんなに距離は離れてるけど。
「木村にうまい事言って一緒にいられるように言ってくる」
「え、」
すぐに行動に移す所はユキもノリちゃんにも感心するけど、きっと私にはできそうにない。
そのユキは親戚の家に行くことが決まっていて、今日来れない事をものすごく残念がってた。
そんなユキをかわいそうに思うけど、一歩リードなんて思う気持ちもちょっとあったりして。
すぐに戻ってきたノリちゃんは満面の笑みで浮かべてる。
うまくいったのかな?