初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
大切なモノ
バレンタインの翌日。
懲りもせず二日酔いの目覚めは最悪で。静まりかえった部屋の中に人の気配はない。
そのままガバッて起きると、
「…っ、痛ったぁー……」
当然頭痛はすごい勢いで襲ってきて、両手でコメカミを抑える。
キョロキョロと周りを見渡すけど、やっぱり一人で。
「せん、ぱい?」
呼んでみるけど、静まりかえった室内からの返事はない。
テーブルの上に置かれたメモ?いやレシートの裏に書かれた文字。
【仕事が入ったから帰ります。鍵はポストに入れておきます】
女の子みたいな丸文字で書かれたのは先輩からのメモ。書きおきなんて事は初めてで、携帯を見ても連絡を入れてきた様子はない。
時間を見れば11時近くて、
「寝過ぎ……」
自分の起き上がったベッドを見ると、一人分の寝た後しかない。
いつ、帰ったのか……。
しかも仕事って?
今日は土曜日で、今まで休みの日に呼び出されるような事はなかった。だからなんともその言葉に違和感を感じた。
だけど、仕事だという先輩にそれを問う事も出来ず。
『今起きました。お仕事頑張ってください』
そうメールをいれてスマホを閉じた。
懲りもせず二日酔いの目覚めは最悪で。静まりかえった部屋の中に人の気配はない。
そのままガバッて起きると、
「…っ、痛ったぁー……」
当然頭痛はすごい勢いで襲ってきて、両手でコメカミを抑える。
キョロキョロと周りを見渡すけど、やっぱり一人で。
「せん、ぱい?」
呼んでみるけど、静まりかえった室内からの返事はない。
テーブルの上に置かれたメモ?いやレシートの裏に書かれた文字。
【仕事が入ったから帰ります。鍵はポストに入れておきます】
女の子みたいな丸文字で書かれたのは先輩からのメモ。書きおきなんて事は初めてで、携帯を見ても連絡を入れてきた様子はない。
時間を見れば11時近くて、
「寝過ぎ……」
自分の起き上がったベッドを見ると、一人分の寝た後しかない。
いつ、帰ったのか……。
しかも仕事って?
今日は土曜日で、今まで休みの日に呼び出されるような事はなかった。だからなんともその言葉に違和感を感じた。
だけど、仕事だという先輩にそれを問う事も出来ず。
『今起きました。お仕事頑張ってください』
そうメールをいれてスマホを閉じた。