初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
ノリちゃんが化粧室に行くのを見送り木村にメールした。明日うちに迎えに来るようにと。だけど返ってきた返事は、
【店どこ、迎え行く】
そ、そうだった。木村は熱い奴だった。すっかり忘れていた。
私はなんとか木村が来るまでの間ノリちゃんをこの場に引き留めておかなくてはいけない。
お酒も入ってるから、ノリちゃんちょっとは素直になるだろうか。
戻ってきたノリちゃんに次のお酒をすすめて自分は少しセーブする。
もう一度ノリちゃんが席を立った時に木村はお店に到着した。メールしてからきっかり40分。家にいたらあり得ないぐらい早過ぎる。
「は、早かったね、木村」
ちょっと笑っちゃうぐらいの真剣な表情の木村に怯みながらも話しかける。そのぐらい真剣なんだろうけど。それにしても、ちょっと怖い。
「ん、ノリカは?」
「あぁ化粧室行ってるけど」
「何、あいつそんなに酔ってんの?」
いやいや、そうじゃなくて。お酒を飲めば自然とねぇ、行きたくなるってもんです。心配そうな顔をする木村に茶化したいところだけどそこは我慢して真面目に答えた。
「大丈夫そんなんじゃないから、心配しないで」
その言葉を聞いてほっとしたのか「クルミ、悪いな。迷惑かけて」と言ってきたけど謝らなきゃいけないのは私の方だ。
【店どこ、迎え行く】
そ、そうだった。木村は熱い奴だった。すっかり忘れていた。
私はなんとか木村が来るまでの間ノリちゃんをこの場に引き留めておかなくてはいけない。
お酒も入ってるから、ノリちゃんちょっとは素直になるだろうか。
戻ってきたノリちゃんに次のお酒をすすめて自分は少しセーブする。
もう一度ノリちゃんが席を立った時に木村はお店に到着した。メールしてからきっかり40分。家にいたらあり得ないぐらい早過ぎる。
「は、早かったね、木村」
ちょっと笑っちゃうぐらいの真剣な表情の木村に怯みながらも話しかける。そのぐらい真剣なんだろうけど。それにしても、ちょっと怖い。
「ん、ノリカは?」
「あぁ化粧室行ってるけど」
「何、あいつそんなに酔ってんの?」
いやいや、そうじゃなくて。お酒を飲めば自然とねぇ、行きたくなるってもんです。心配そうな顔をする木村に茶化したいところだけどそこは我慢して真面目に答えた。
「大丈夫そんなんじゃないから、心配しないで」
その言葉を聞いてほっとしたのか「クルミ、悪いな。迷惑かけて」と言ってきたけど謝らなきゃいけないのは私の方だ。