初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
唖然としていると、まだ言葉が続いた。
「あ、今はそんな気分じゃないとか、そういうの。受け付けないですから」
きっぱりと言いきった愛羅ちゃん。私の性格を見事に見抜いてる。
「……愛羅ちゃん、私。一応先輩だったりするんだけど……」
「仕事上はそうですけど、今は違います!」
やっぱり、そう言うんじゃないかってちょっとだけ思ったけど。いや、そういう考え方、ものすごく……
「先輩にはいつもお世話になってるからこそ、いつも元気でいて欲しいんです!」
「私、元気じゃない?」
「ええ、まったく」
「う、」
そ、そうなんだ。普通にしてるつもりだったのに。まったくって。そこまで言われちゃうぐらい弱ってみえるのか。
「まぁ、あれです。この前みたいに軽い気持ちで楽しんでくれたら私はそれで。」
「そ、そうなんだ……」
「はい、お礼ですからっ」
いや、お礼ならそっとしておいて欲しい。若い時みたいにハイ次というわけにはいかない。そんな元気も勇気も心も持ち合わせていない。でも、こんなにニコニコしてるんだし、とりあえずはその飲み会とやらに付き合うだけでもしてみるか。そんな風に思い始めた自分が以前とは違う気持ちになってるなんてことに気付いていなかった。
「あ、今はそんな気分じゃないとか、そういうの。受け付けないですから」
きっぱりと言いきった愛羅ちゃん。私の性格を見事に見抜いてる。
「……愛羅ちゃん、私。一応先輩だったりするんだけど……」
「仕事上はそうですけど、今は違います!」
やっぱり、そう言うんじゃないかってちょっとだけ思ったけど。いや、そういう考え方、ものすごく……
「先輩にはいつもお世話になってるからこそ、いつも元気でいて欲しいんです!」
「私、元気じゃない?」
「ええ、まったく」
「う、」
そ、そうなんだ。普通にしてるつもりだったのに。まったくって。そこまで言われちゃうぐらい弱ってみえるのか。
「まぁ、あれです。この前みたいに軽い気持ちで楽しんでくれたら私はそれで。」
「そ、そうなんだ……」
「はい、お礼ですからっ」
いや、お礼ならそっとしておいて欲しい。若い時みたいにハイ次というわけにはいかない。そんな元気も勇気も心も持ち合わせていない。でも、こんなにニコニコしてるんだし、とりあえずはその飲み会とやらに付き合うだけでもしてみるか。そんな風に思い始めた自分が以前とは違う気持ちになってるなんてことに気付いていなかった。