初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
食事が終わりお店を出ると、先ほどとは違い夜風が気持ちいいぐらいになっていた。
私たちは駅までの道をのんびりと歩きながら、満腹のはずなのに次は何が食べたいかを言い合っていた。
特に愛羅ちゃんは最後まで迷ったデザートをやっぱりもう一つの方も食べたかったなんて到底無理そうな事まで言い出す始末。
八月はメニューが少し違うよなんてシェフが言うもんだから愛羅ちゃんは「来月も絶対に来ます!」なんて約束までしてた。まぁ気持ちはわかる。私も来月のメニューも是非食べてみたい。
「あ、じゃあ。また来月も同じメンバーで食べに来たらいいんですよ♪ね?」
愛羅ちゃんの言う事は尤もで、このメンバーでの食事は楽しかったし断る理由もない。
「おーそうだな。相良も平気だろ?」
「まぁ平気だけど、決めつけってどうなんだよ?」
「クルミ先輩も、なんとか都合つけてくださいね♪」
「うん、私も来月のも気になるし」
新しい出会いなんて求めてない。だけどこの時間はとても楽しかった。
確かに彼とは知り合ったけれど、それが新たな出会いなんてきっと彼も思ってない。
「じゃ、あとでLINEで連絡入れますねー」
愛羅ちゃんはそう言ってからクルっと前を向いて彼の腕に勢いよく抱きついた。
酔った勢いでやってるのは見え見えで、だけどやっぱりそんな愛羅ちゃんを微笑ましく思う。
「あーもうあれじゃあ鈴木さんも目尻下げて話をするわけだ」
「ふふ、愛羅ちゃん。かわい」
普段から彼女の話をされていたのかそんな風に言う相良さん。彼もいい人そうだし、来月のメニューもこの集まりも楽しくなりそうだ。
私たちは駅までの道をのんびりと歩きながら、満腹のはずなのに次は何が食べたいかを言い合っていた。
特に愛羅ちゃんは最後まで迷ったデザートをやっぱりもう一つの方も食べたかったなんて到底無理そうな事まで言い出す始末。
八月はメニューが少し違うよなんてシェフが言うもんだから愛羅ちゃんは「来月も絶対に来ます!」なんて約束までしてた。まぁ気持ちはわかる。私も来月のメニューも是非食べてみたい。
「あ、じゃあ。また来月も同じメンバーで食べに来たらいいんですよ♪ね?」
愛羅ちゃんの言う事は尤もで、このメンバーでの食事は楽しかったし断る理由もない。
「おーそうだな。相良も平気だろ?」
「まぁ平気だけど、決めつけってどうなんだよ?」
「クルミ先輩も、なんとか都合つけてくださいね♪」
「うん、私も来月のも気になるし」
新しい出会いなんて求めてない。だけどこの時間はとても楽しかった。
確かに彼とは知り合ったけれど、それが新たな出会いなんてきっと彼も思ってない。
「じゃ、あとでLINEで連絡入れますねー」
愛羅ちゃんはそう言ってからクルっと前を向いて彼の腕に勢いよく抱きついた。
酔った勢いでやってるのは見え見えで、だけどやっぱりそんな愛羅ちゃんを微笑ましく思う。
「あーもうあれじゃあ鈴木さんも目尻下げて話をするわけだ」
「ふふ、愛羅ちゃん。かわい」
普段から彼女の話をされていたのかそんな風に言う相良さん。彼もいい人そうだし、来月のメニューもこの集まりも楽しくなりそうだ。