初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
ノリちゃんと約束した通り、次の週にはドレスの試着に付き合った。
いくつも並べられた衣装に心躍らせるのは女性として生まれてきたからには仕方のない事。
付添だと言うのに、ついうっかり自分好みの物を手にしたりして、慌ててそれを置きノリちゃんのドレス探しにかかる。
美人は何を着ても似合うもので、いくつか候補に挙げたものどれもとてもよく似合ってた。
とりあえず今日は写メだけ撮って、木村に見せてから決める事にしたらしい。
「木村ならどれも可愛いって言うよ」
「それ、全然答えになってないから」
照れ隠しなのはわかってる。だけど、本当に木村ならそう言いそうだ。
ノリちゃんたちは意見の食い違いもなく、式の準備もスムーズに進んでると言う。相手の望みを叶えてあげたいとお互いが思いあってるのがわかるから、きっと素敵なお式になるんだろう。
「ねね、今日はあのお店でワイン飲もうよ」
「今日は本当に帰らなくていいの?」
「もちろんっ、クルミん家に泊まるって聡にも言ってあるから」
あと何回ノリちゃんと一緒にこうして過ごせるだろうか。
ノリちゃんもそれをわかってるから、今日も忙しい中時間をつくってくれたんだろう。
「先週も飲んだけど。今週もまた一杯飲んじゃおう」
「そうそう、クルミもお酒強くなった方がいいって」
「最近飲んでばかりだから、ワインは結構強くなったよ?」
「まあ私には勝てないでしょ」
「さすがにそれは」
二人でそんな話をしながら、最寄駅へと向かった。
いくつも並べられた衣装に心躍らせるのは女性として生まれてきたからには仕方のない事。
付添だと言うのに、ついうっかり自分好みの物を手にしたりして、慌ててそれを置きノリちゃんのドレス探しにかかる。
美人は何を着ても似合うもので、いくつか候補に挙げたものどれもとてもよく似合ってた。
とりあえず今日は写メだけ撮って、木村に見せてから決める事にしたらしい。
「木村ならどれも可愛いって言うよ」
「それ、全然答えになってないから」
照れ隠しなのはわかってる。だけど、本当に木村ならそう言いそうだ。
ノリちゃんたちは意見の食い違いもなく、式の準備もスムーズに進んでると言う。相手の望みを叶えてあげたいとお互いが思いあってるのがわかるから、きっと素敵なお式になるんだろう。
「ねね、今日はあのお店でワイン飲もうよ」
「今日は本当に帰らなくていいの?」
「もちろんっ、クルミん家に泊まるって聡にも言ってあるから」
あと何回ノリちゃんと一緒にこうして過ごせるだろうか。
ノリちゃんもそれをわかってるから、今日も忙しい中時間をつくってくれたんだろう。
「先週も飲んだけど。今週もまた一杯飲んじゃおう」
「そうそう、クルミもお酒強くなった方がいいって」
「最近飲んでばかりだから、ワインは結構強くなったよ?」
「まあ私には勝てないでしょ」
「さすがにそれは」
二人でそんな話をしながら、最寄駅へと向かった。