初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
席に戻ると、二人のグラスはほぼ空になってた。やっぱり会話がなくてお互いに飲み続けてたのか。
そんなこと全く気にする風もなく大和さんは明るく二人に声をかけた。
「ただいま。」
「うわっ、また甘そうなのを」
うんざりって顔で目の前の皿を見て言う相良さん。
何でも食べるけど、さすがに甘いものは苦手だったか。
「大丈夫ですよ、相良さんにはあげないから」
「そうそ、ついでに潤季、席変わって」
「は?」
「だって、俺。クルミちゃんと一緒に食べるし。」
一緒に食べるけど、斜め前とはいえテーブルはそんな広くないし。わざわざ隣に来なくてもいい気がする。
「ここじゃ遠いじゃん。いいから」
そう言って相良さんを追いやるようにして私の隣に座る大和さん。
さっきは悪意の言葉を吐いたと思えば、今度は隣って。ほんとこの人、よくわかんない。
だからこそ要注意なんて思ってしまう。お酒も入って余計な事言ってしまわないように気を引き締める。
その様子をただじっと見ていた先輩は急に立ち上がって、
「俺、おかわり行ってくるよ」
スタスタと一人で行ってしまった。
なんか様子が変。……なような気がする。
そんなこと全く気にする風もなく大和さんは明るく二人に声をかけた。
「ただいま。」
「うわっ、また甘そうなのを」
うんざりって顔で目の前の皿を見て言う相良さん。
何でも食べるけど、さすがに甘いものは苦手だったか。
「大丈夫ですよ、相良さんにはあげないから」
「そうそ、ついでに潤季、席変わって」
「は?」
「だって、俺。クルミちゃんと一緒に食べるし。」
一緒に食べるけど、斜め前とはいえテーブルはそんな広くないし。わざわざ隣に来なくてもいい気がする。
「ここじゃ遠いじゃん。いいから」
そう言って相良さんを追いやるようにして私の隣に座る大和さん。
さっきは悪意の言葉を吐いたと思えば、今度は隣って。ほんとこの人、よくわかんない。
だからこそ要注意なんて思ってしまう。お酒も入って余計な事言ってしまわないように気を引き締める。
その様子をただじっと見ていた先輩は急に立ち上がって、
「俺、おかわり行ってくるよ」
スタスタと一人で行ってしまった。
なんか様子が変。……なような気がする。