初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
それからは料理を食べて、ビールを飲んで。
大和さんが甘いものを食べながらビールを飲むのを相良さんが非難したりして。
でもなんとか楽しい時間を過ごせたのかな。
「そろそろ帰るかー」
「もう、全部飲みたいやつ、飲みつくしたしな」
そう言った通り、三人で全種類に近いぐらい色々飲んでた。
それに、どうやら先輩と相良さんのビールの好みは似ているようで。
「それにしても、潤季と外やん。好み、似てるよねー」
「…そうだね」
「きっとあそこの店も気にいるんじゃない?」
あそこの店と言われて思い浮かんだのはもちろん。
「……アイリッシュバー?」
うっかり頭に浮かんだ事がそのまま口にしてしまって、一斉に三人に注目される。
「そうそう、クルミちゃんも知ってるんだー?」
「はい、何度か……」
行った事がある。その言葉は何故か続けられなくて。
「お、じゃあ。ソコ。今度連れてってよ」
屈託なく言う相良さんに、あいかわらず下心は全く見えなくて。
「じゃ、今度……」
って普通に反応してた私。家は近所だからいつでもいけるってこの時は軽い気持ちで答えただけだった。
それがどういう意味を持つのかなんてこの時は思いもしなかった。
大和さんが甘いものを食べながらビールを飲むのを相良さんが非難したりして。
でもなんとか楽しい時間を過ごせたのかな。
「そろそろ帰るかー」
「もう、全部飲みたいやつ、飲みつくしたしな」
そう言った通り、三人で全種類に近いぐらい色々飲んでた。
それに、どうやら先輩と相良さんのビールの好みは似ているようで。
「それにしても、潤季と外やん。好み、似てるよねー」
「…そうだね」
「きっとあそこの店も気にいるんじゃない?」
あそこの店と言われて思い浮かんだのはもちろん。
「……アイリッシュバー?」
うっかり頭に浮かんだ事がそのまま口にしてしまって、一斉に三人に注目される。
「そうそう、クルミちゃんも知ってるんだー?」
「はい、何度か……」
行った事がある。その言葉は何故か続けられなくて。
「お、じゃあ。ソコ。今度連れてってよ」
屈託なく言う相良さんに、あいかわらず下心は全く見えなくて。
「じゃ、今度……」
って普通に反応してた私。家は近所だからいつでもいけるってこの時は軽い気持ちで答えただけだった。
それがどういう意味を持つのかなんてこの時は思いもしなかった。