初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
愛羅ちゃんの話を聞きながらコーヒーを飲んでいると「おまたせー」と声が聞こえてその瞬間パァーと明るい笑顔を浮かべて振り返る愛羅ちゃん。
巧さんと、後ろから少し遅れて来たのは相良さん。
「こんばんは」
「あ、相良さんも一緒だったんですねぇ」
と、言った愛羅ちゃんはそこまで驚いていない。ってことは、巧さんからの連絡済みということか。
後ろを覗きこむようにして「おつかれさまです」と言うと、前に会った時と違ってきちんとスーツを着ている。
さっきの愛羅ちゃんの言葉が頭の中に浮かんできて、なんとなく気恥ずかしい。
「ここに一緒にいるって言うからついてきたけど良かった?」
会社の近くだからなのか、そんな風に聞かれる。
「大丈夫ですっ、ね?クルミ先輩っ」
「う、うん。大丈夫」
やっぱりこういう時は愛羅ちゃんに主導権を握られる。けど、今日の所はそれも良かったかも。
「今日は巧くんがご飯作ってくれるんです」
「うそ、鈴木さんご飯なんて作れるんだ?」
「ふふふー。相良さん。今時、ご飯ぐらい作れないとダメですよ」
「そっか。俺、そういうの全然ダメで」
うん、なんかダメそうな気がする。家でご飯全然つくんないって言ってたし。
「でも一緒に作ったら楽しそうじゃないですか?」
「確かに、うん、それいいかもな」
「じゃ、今度クルミ先輩と一緒に作ったらいいですよ、せっかくご近所さんなんだし」
え、今度は家で一緒に料理?
どうも愛羅ちゃんにかかると仲良くなる手段がどんどん出てくる。
このままいたら他にもっとすごい事を言われそう。
巧さんと、後ろから少し遅れて来たのは相良さん。
「こんばんは」
「あ、相良さんも一緒だったんですねぇ」
と、言った愛羅ちゃんはそこまで驚いていない。ってことは、巧さんからの連絡済みということか。
後ろを覗きこむようにして「おつかれさまです」と言うと、前に会った時と違ってきちんとスーツを着ている。
さっきの愛羅ちゃんの言葉が頭の中に浮かんできて、なんとなく気恥ずかしい。
「ここに一緒にいるって言うからついてきたけど良かった?」
会社の近くだからなのか、そんな風に聞かれる。
「大丈夫ですっ、ね?クルミ先輩っ」
「う、うん。大丈夫」
やっぱりこういう時は愛羅ちゃんに主導権を握られる。けど、今日の所はそれも良かったかも。
「今日は巧くんがご飯作ってくれるんです」
「うそ、鈴木さんご飯なんて作れるんだ?」
「ふふふー。相良さん。今時、ご飯ぐらい作れないとダメですよ」
「そっか。俺、そういうの全然ダメで」
うん、なんかダメそうな気がする。家でご飯全然つくんないって言ってたし。
「でも一緒に作ったら楽しそうじゃないですか?」
「確かに、うん、それいいかもな」
「じゃ、今度クルミ先輩と一緒に作ったらいいですよ、せっかくご近所さんなんだし」
え、今度は家で一緒に料理?
どうも愛羅ちゃんにかかると仲良くなる手段がどんどん出てくる。
このままいたら他にもっとすごい事を言われそう。