初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
飲み物がそろうと、やはり乾杯をして飲み始めた。
何についての乾杯かは今日は誰も問わない。大和さんに至っては、どう考えても早く飲みたいって様子。
やっぱり今日もテーブルの上にずらっと並ぶ料理に舌鼓を打ちながら相良さんはおいしそうに口に運ぶ。
ガツガツって感じではないけど、食べてる姿は子供みたいでそれを見てつい頬を緩める。
もちろんみんなのスピードにはついていけないから、私はチビリチビリと手もとのお酒を飲みながら。
「あいかわらず良く食べるね、潤季は」
「普通だろ?」
「それでよく太んないよね」
うん、大和さんの言うのも頷ける。相良さんは体が大きいから食べる量が違うのはわかるけど太っている印象は全くない。
スーツを着ているとガッチリした感じなのに、ビールフェスタに行った時に見た私服で意外にもスリムな印象を受けた事を思い出す。
「……羨ましい」
心の中の言葉がうっかりそのまま口から出てしまって、気づいた時には三人が私を見ていた。
「クルミちゃんが羨ましいのは食べる方?それとも太らないって方?」
「え、もちろん太らない方ですよ」
決まってる。女はいつでもあと少しやせたいと思うもの。
何についての乾杯かは今日は誰も問わない。大和さんに至っては、どう考えても早く飲みたいって様子。
やっぱり今日もテーブルの上にずらっと並ぶ料理に舌鼓を打ちながら相良さんはおいしそうに口に運ぶ。
ガツガツって感じではないけど、食べてる姿は子供みたいでそれを見てつい頬を緩める。
もちろんみんなのスピードにはついていけないから、私はチビリチビリと手もとのお酒を飲みながら。
「あいかわらず良く食べるね、潤季は」
「普通だろ?」
「それでよく太んないよね」
うん、大和さんの言うのも頷ける。相良さんは体が大きいから食べる量が違うのはわかるけど太っている印象は全くない。
スーツを着ているとガッチリした感じなのに、ビールフェスタに行った時に見た私服で意外にもスリムな印象を受けた事を思い出す。
「……羨ましい」
心の中の言葉がうっかりそのまま口から出てしまって、気づいた時には三人が私を見ていた。
「クルミちゃんが羨ましいのは食べる方?それとも太らないって方?」
「え、もちろん太らない方ですよ」
決まってる。女はいつでもあと少しやせたいと思うもの。