初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
夏休みには吹奏楽の大会があるから当然、部活の毎日。
普段なら授業のあとの数時間が練習時間。だけど夏休み中は、午前中に行って帰るのは夕方。
まさに一日中、音楽漬け。いや練習漬け。
だから一日中彼を見ていられる。
いや正しくは私の場所からはいつもは見れないけど。それでも、同じ空間にいる事には違いない。
4月にはじめて楽器に触れたばかりの1年はコンクールに出るなんて事は無理な話で。
パーカッションのユキもクラリネットの私も2年になった今年が初めて。
去年とは意気込みが違っていて練習にも力が入る。
だからユキはこんなにも急いで音楽室に行きたがってたんだ。
「そういえばさ、噂で聞いたんだけど」
ユキが急に声をひそめて言うから近づいて「なに?」って聞いた。
「例のあの子。告白したらしいよ?」
「えええええええええ?!」
「ちょ、クルミ。声大きいって」
「ごめっ、」
例のあの子って言うのは私たちのライバル。
ライバルなんていうとかっこいいけど、彼女は頭が良くてそこそこかわいい。いや、かなりかわいい。
その彼女が告白したってことは?
彼女はたしかテニス部だから、吹奏楽の私たちと会うことはそうそうない。
だから夏休みのこのタイミングで告白したのかもしれない。
普段なら授業のあとの数時間が練習時間。だけど夏休み中は、午前中に行って帰るのは夕方。
まさに一日中、音楽漬け。いや練習漬け。
だから一日中彼を見ていられる。
いや正しくは私の場所からはいつもは見れないけど。それでも、同じ空間にいる事には違いない。
4月にはじめて楽器に触れたばかりの1年はコンクールに出るなんて事は無理な話で。
パーカッションのユキもクラリネットの私も2年になった今年が初めて。
去年とは意気込みが違っていて練習にも力が入る。
だからユキはこんなにも急いで音楽室に行きたがってたんだ。
「そういえばさ、噂で聞いたんだけど」
ユキが急に声をひそめて言うから近づいて「なに?」って聞いた。
「例のあの子。告白したらしいよ?」
「えええええええええ?!」
「ちょ、クルミ。声大きいって」
「ごめっ、」
例のあの子って言うのは私たちのライバル。
ライバルなんていうとかっこいいけど、彼女は頭が良くてそこそこかわいい。いや、かなりかわいい。
その彼女が告白したってことは?
彼女はたしかテニス部だから、吹奏楽の私たちと会うことはそうそうない。
だから夏休みのこのタイミングで告白したのかもしれない。