初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
相良さんと先輩。
この二人は水と油というか、どちらも人当たりはいいはずなのに何故か相容れない。
その雰囲気に何かを察知したのか元部長は「俺ちょっとあっち挨拶してくるわ」とうちの同級たちの方を指さして歩いていった。
まさかここでバトルなんてことはないだろうけど、ちょっと不安な二人。
「ノリちゃんたちと飲み仲間だから」
一応フォローしたつもり。だけど、それが気に入らなかったのか先輩は不機嫌な様子を隠しもしないまま答えた。
「まぁ別に。俺には関係ないから」
う。そんな風に言われちゃうと、もう……
「相変わらず大人げないですね。おめでたい席なんだからせめて普通にしてたらいいんじゃないですか」
へこんでいた私に対して相良さんは相変わらずの態度で。
最初からそうだった。だけどそれは私のせいかもしれなくて。
「別にキミに話してるわけじゃないんだから。部外者は黙っておいて欲しいね」
その言葉に相良さんはクッと唇と固く結んだ。
確かにそうかもしれないけど、だけどそんな言い方ってない。
こんな先輩見たこともないし、どうしたらいいのか。
『お集まりの皆さん、大変お待たせいたしました!ここで新郎新婦のご入場です!』
司会者の言葉にタイミング良く救われたか。
ちょうど二人の会話が途切れて入場の音楽が大音量で流れてきた
この二人は水と油というか、どちらも人当たりはいいはずなのに何故か相容れない。
その雰囲気に何かを察知したのか元部長は「俺ちょっとあっち挨拶してくるわ」とうちの同級たちの方を指さして歩いていった。
まさかここでバトルなんてことはないだろうけど、ちょっと不安な二人。
「ノリちゃんたちと飲み仲間だから」
一応フォローしたつもり。だけど、それが気に入らなかったのか先輩は不機嫌な様子を隠しもしないまま答えた。
「まぁ別に。俺には関係ないから」
う。そんな風に言われちゃうと、もう……
「相変わらず大人げないですね。おめでたい席なんだからせめて普通にしてたらいいんじゃないですか」
へこんでいた私に対して相良さんは相変わらずの態度で。
最初からそうだった。だけどそれは私のせいかもしれなくて。
「別にキミに話してるわけじゃないんだから。部外者は黙っておいて欲しいね」
その言葉に相良さんはクッと唇と固く結んだ。
確かにそうかもしれないけど、だけどそんな言い方ってない。
こんな先輩見たこともないし、どうしたらいいのか。
『お集まりの皆さん、大変お待たせいたしました!ここで新郎新婦のご入場です!』
司会者の言葉にタイミング良く救われたか。
ちょうど二人の会話が途切れて入場の音楽が大音量で流れてきた