初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
地元から移動してきているのでウエディングドレスではないけれど、シルバーグレイのワンピースを着たノリちゃんと、スーツ姿の木村がその音楽とともに会場に入ってきた。
披露宴より小ぶりなブーケを持ったノリちゃん。
やっぱり美人は何を着ても似合う。だけどいつもよりも輝いて見えるのは花嫁だからなのか。
ノリちゃんも木村もいつもと違って見えるせいでヤジも散々なものだ。
だけど今日は二人とも笑って適当に返してる。そしてマイクの前まで来ると一礼して、
「本日は私たちのためにお集まりいただきありがとうございます。」
うわ。木村、披露宴に続き真面目モードと思いきや、
「えー私たちへのお祝いはそこそこにみんな勝手に出会い見つけちゃってください」
横から勢いよく言ったノリちゃんの言葉に周りは同意するように盛り上がる。その盛り上がりの静まるのを待ってから、今度は木村が続ける。
「その代り、ステッカー確認してから口説いてくださいよ。俺達そこまで責任持たないっすから」
一気にそれで笑いがおこり、場が和みだす。
「それではそのまま乾杯に移りまーす」
司会者もタイミングを見計らって言う。
「では二人の結婚と皆さんの新たな出会いにー」
「「「「「乾杯♪♪」」」」」
周りから小気味良いグラスの鳴る音を聞きつつ、相良さんとグラスを合わせる。
あ、先輩もいるんだった……。
披露宴より小ぶりなブーケを持ったノリちゃん。
やっぱり美人は何を着ても似合う。だけどいつもよりも輝いて見えるのは花嫁だからなのか。
ノリちゃんも木村もいつもと違って見えるせいでヤジも散々なものだ。
だけど今日は二人とも笑って適当に返してる。そしてマイクの前まで来ると一礼して、
「本日は私たちのためにお集まりいただきありがとうございます。」
うわ。木村、披露宴に続き真面目モードと思いきや、
「えー私たちへのお祝いはそこそこにみんな勝手に出会い見つけちゃってください」
横から勢いよく言ったノリちゃんの言葉に周りは同意するように盛り上がる。その盛り上がりの静まるのを待ってから、今度は木村が続ける。
「その代り、ステッカー確認してから口説いてくださいよ。俺達そこまで責任持たないっすから」
一気にそれで笑いがおこり、場が和みだす。
「それではそのまま乾杯に移りまーす」
司会者もタイミングを見計らって言う。
「では二人の結婚と皆さんの新たな出会いにー」
「「「「「乾杯♪♪」」」」」
周りから小気味良いグラスの鳴る音を聞きつつ、相良さんとグラスを合わせる。
あ、先輩もいるんだった……。