初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
結婚式の二次会だというのに、最初に少しそれに触れただけで会場全体はまるで巨大合コンというかお見合いパーティ会場のよう。
ノリちゃんと木村の周りにいるのはステッカーをつけた人たちだけ。
だけどそれをノリちゃんに言うと「それでいいじゃない?次のカップルが生まれるかもよ?」なんて平気な顔している。
「それにね、私もあの集まりがなかったら結婚してなかったから」
木村が声をかけてくれた飲み会の事。
あんな機会なんてそうそうない。一人でそれを探そうとしたらそれは大変なことだ。
「社会人になると出会いって、ありそうでないもんね」
「そうそ、だからね?クルミ。」
ノリちゃんは少し離れた場所で一人でお酒を飲む相良さんに視線を投げてから私を見る。
「なかなかないと思うんだよね。こんな出会い」
「え、」
今話してたのって相良さんと私の事?
仕組まれた出会いではあった。だけどその後も何故か関わりがあって。そしていつの間にかノリちゃんたちとも仲良くなっちゃって……。
パッと顔をあげると、ノリちゃんが頷く。
この出会いを大切だと思うなら。なおさら。
先輩との事、決着をつけないといけない。そう強く思った。
ノリちゃんと木村の周りにいるのはステッカーをつけた人たちだけ。
だけどそれをノリちゃんに言うと「それでいいじゃない?次のカップルが生まれるかもよ?」なんて平気な顔している。
「それにね、私もあの集まりがなかったら結婚してなかったから」
木村が声をかけてくれた飲み会の事。
あんな機会なんてそうそうない。一人でそれを探そうとしたらそれは大変なことだ。
「社会人になると出会いって、ありそうでないもんね」
「そうそ、だからね?クルミ。」
ノリちゃんは少し離れた場所で一人でお酒を飲む相良さんに視線を投げてから私を見る。
「なかなかないと思うんだよね。こんな出会い」
「え、」
今話してたのって相良さんと私の事?
仕組まれた出会いではあった。だけどその後も何故か関わりがあって。そしていつの間にかノリちゃんたちとも仲良くなっちゃって……。
パッと顔をあげると、ノリちゃんが頷く。
この出会いを大切だと思うなら。なおさら。
先輩との事、決着をつけないといけない。そう強く思った。