初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
金曜日、早めに駅に着いた私はもうすぐ着くと連絡の入ったノリちゃんを待つ。
「クルミ」
「お疲れ」
あ、ノリちゃんスカートはいてる。すぐに気付いたのはそんな事で。きっと木村のリクエストかなんかなんだろうと思いつつニヤニヤして見てた。同じ家から出てくるのに、外で待ち合わせするってやっぱりデート気分なんだろうかとか、余計なことまで考えてしまう。
「お店までどのぐらいだっけ?」
「えーと、五分ぐらいかな」
「おっけー。じゃ一杯といきたい所だけど今日の所は、まずお茶ね」
そうだった。ノリちゃんはお店で待ち合わせてる時も先に飲んじゃうぐらいで。でも今日は木村と一緒だから少しは控えるのかもしれない。
駅に着いてすぐに覗いたカフェは人があふれてた。たしかレストランに向かう途中にカフェがあったはずだからそこを目指して歩き出した。
「ごめんね、時間ないのに無理言って」
「ううん、なんかあった?」
「あれから彼とはどうなのかなと思って」
木村の事ではなかったらしい。ノリちゃんが心配してるのは私の事。
「どうって……」
特に何もないからメールでもそれについては触れてない。それが逆にノリちゃんを心配させたのかもしれない。
「クルミ」
「お疲れ」
あ、ノリちゃんスカートはいてる。すぐに気付いたのはそんな事で。きっと木村のリクエストかなんかなんだろうと思いつつニヤニヤして見てた。同じ家から出てくるのに、外で待ち合わせするってやっぱりデート気分なんだろうかとか、余計なことまで考えてしまう。
「お店までどのぐらいだっけ?」
「えーと、五分ぐらいかな」
「おっけー。じゃ一杯といきたい所だけど今日の所は、まずお茶ね」
そうだった。ノリちゃんはお店で待ち合わせてる時も先に飲んじゃうぐらいで。でも今日は木村と一緒だから少しは控えるのかもしれない。
駅に着いてすぐに覗いたカフェは人があふれてた。たしかレストランに向かう途中にカフェがあったはずだからそこを目指して歩き出した。
「ごめんね、時間ないのに無理言って」
「ううん、なんかあった?」
「あれから彼とはどうなのかなと思って」
木村の事ではなかったらしい。ノリちゃんが心配してるのは私の事。
「どうって……」
特に何もないからメールでもそれについては触れてない。それが逆にノリちゃんを心配させたのかもしれない。