初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
恐る恐る顔をあげると、真っ赤な顔をした相良さんと視線が交わる。
「堪え性ないって言ったのに」
拗ねるように言ったその言葉とは対照的に瞳に燈った熱。
「ぁ、」
その口の形そのままに、相良さんに口付けられて、無防備に開かれたその口から相良さんの熱い想いが雪崩込んでくる。戸惑った私の舌をも絡め取り、ワインの香りと熱を与えてくる。
ずっとこうしたかった。
相良さんと触れ合いたかった。
こうすることを望んでた。
初めて訪れたこの時間が何故か自分の中でしっくりして、そのままそれを受け入れた。
最初のキスはちょっとぎこちなかったりするものだけれど、受け身ではなく私も相良さんを感じたい。
こんな気持ちになったのは初めてで。でもそんな自分の行動に違和感はない。
しばらくして離された唇。
けれどそのまま額同士を合わせて、少し動いたらまた触れてしまいそうな距離。
「ホント、ヤバいから」
目を伏せてまたため息を吐く相良さん。そんなしぐささえ可愛いだなんて。
クスっと笑うと「クルミちゃん笑いすぎ」と言って軽くキスをして離れていった。
「ヤバくならないうちに離れないとな」
「ふふ、」
笑っていた私が顔をあげると、
「クルミちゃん」
真剣な顔をした相良さんがいた。
「堪え性ないって言ったのに」
拗ねるように言ったその言葉とは対照的に瞳に燈った熱。
「ぁ、」
その口の形そのままに、相良さんに口付けられて、無防備に開かれたその口から相良さんの熱い想いが雪崩込んでくる。戸惑った私の舌をも絡め取り、ワインの香りと熱を与えてくる。
ずっとこうしたかった。
相良さんと触れ合いたかった。
こうすることを望んでた。
初めて訪れたこの時間が何故か自分の中でしっくりして、そのままそれを受け入れた。
最初のキスはちょっとぎこちなかったりするものだけれど、受け身ではなく私も相良さんを感じたい。
こんな気持ちになったのは初めてで。でもそんな自分の行動に違和感はない。
しばらくして離された唇。
けれどそのまま額同士を合わせて、少し動いたらまた触れてしまいそうな距離。
「ホント、ヤバいから」
目を伏せてまたため息を吐く相良さん。そんなしぐささえ可愛いだなんて。
クスっと笑うと「クルミちゃん笑いすぎ」と言って軽くキスをして離れていった。
「ヤバくならないうちに離れないとな」
「ふふ、」
笑っていた私が顔をあげると、
「クルミちゃん」
真剣な顔をした相良さんがいた。