初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
最近、彼の話をしなくなっていた愛羅ちゃんだったけど。今日の私の告白ですっかり解禁になったらしい。
いつのまにか彼のご実家に招かれてご挨拶も済ませ、帰ろうとしていた所に巧さんの友人と出会って前祝いを称して宴会が始まった話とか、とめどなく出てくる。その時に話したかっただろうに、本当に色々気を使わせちゃってたんだな。
「前にバーベキューしたあのあたりのメンバーよね?」
「そうですっ!あのメンバーに入ると私なんてマダマダだなって」
いやいや、そんなことないです。立派に渡り合ってました。その時の事を思い出しながら、
「でもこの年になってもみんなでそんな風にできるのって地元ならではって感じよね」
「そうなんですっ!私なんてみなさんより随分と年下なんですけど。でも全然同級生みたいに扱ってくれて、すっごく嬉しくて」
あーそうだ、それだ。最初に思った、受け入れてくれるような感じ。それはみんなのその態度にもあったんだ。
「うん、すごくいい仲間だよね。愛羅ちゃん、よかったね」
彼の友達に受け入れてもらえる事はすごく嬉しい。しかも、その場に連れて行ってもらえて仲良くなれたらそんないい事はない。
彼の友達かー。相良さんの友達って言ったら……最初に浮かんだのが大和さんで。慌ててそれを打ち消す。
やっぱりそこには先輩の姿がチラついて、いやいやもっと違う所から攻めようだなんて思ってしまうあたり私もマダマダだ。
いつのまにか彼のご実家に招かれてご挨拶も済ませ、帰ろうとしていた所に巧さんの友人と出会って前祝いを称して宴会が始まった話とか、とめどなく出てくる。その時に話したかっただろうに、本当に色々気を使わせちゃってたんだな。
「前にバーベキューしたあのあたりのメンバーよね?」
「そうですっ!あのメンバーに入ると私なんてマダマダだなって」
いやいや、そんなことないです。立派に渡り合ってました。その時の事を思い出しながら、
「でもこの年になってもみんなでそんな風にできるのって地元ならではって感じよね」
「そうなんですっ!私なんてみなさんより随分と年下なんですけど。でも全然同級生みたいに扱ってくれて、すっごく嬉しくて」
あーそうだ、それだ。最初に思った、受け入れてくれるような感じ。それはみんなのその態度にもあったんだ。
「うん、すごくいい仲間だよね。愛羅ちゃん、よかったね」
彼の友達に受け入れてもらえる事はすごく嬉しい。しかも、その場に連れて行ってもらえて仲良くなれたらそんないい事はない。
彼の友達かー。相良さんの友達って言ったら……最初に浮かんだのが大和さんで。慌ててそれを打ち消す。
やっぱりそこには先輩の姿がチラついて、いやいやもっと違う所から攻めようだなんて思ってしまうあたり私もマダマダだ。