初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
12月24日。朝から女子ロッカールームでは浮足立ってた。
みんなの服装にも気合が入ってるように感じてた。それが終業時間になるとさらにパワーアップして、化粧と香水と冬だというのになぜか熱気が充満してる。
「クルミ先輩。おつかれさまでぇす」
「あ、愛羅ちゃんお疲れ」
「さすがに先輩も今日は早いですね。」
さすがにっていうか、女の子は早く帰らなくていいのか?みたいな空気が社内的に漂ってた。女の子って年でもないけど、大した仕事が残ってるわけでもないからそれに乗っかっただけ。
「まぁ、ね」
愛羅ちゃんはツツっと寄ってきて声を落としてから
、「色々と。準備おっけーですか?」
含みを持たせて言ってるけど、色々との中身は先日購入した下着の事を真っ先に言ってるのは見え見えで。
「まぁ、」
肯定も否定もした所で何か言われる事はわかってるから、なんとなく言葉尻を濁す。
たしか愛羅ちゃんは巧さんの家でご飯作ってクリスマスを祝うっていってたけど、随分とおしゃれしてる。
家で待つと言った私はいつもと一緒で、なんかやっぱり女子力が上がっているようには思えない。無理することはないけど、やっぱりちょっとそのへんどうにかしたいと思う。
あの下着とかつければそれだけで気持ちもあがって女子力が出てくるんじゃないだろうか、なんてふと思う。そうか、あれは自分のためのものなのか。
みんなの服装にも気合が入ってるように感じてた。それが終業時間になるとさらにパワーアップして、化粧と香水と冬だというのになぜか熱気が充満してる。
「クルミ先輩。おつかれさまでぇす」
「あ、愛羅ちゃんお疲れ」
「さすがに先輩も今日は早いですね。」
さすがにっていうか、女の子は早く帰らなくていいのか?みたいな空気が社内的に漂ってた。女の子って年でもないけど、大した仕事が残ってるわけでもないからそれに乗っかっただけ。
「まぁ、ね」
愛羅ちゃんはツツっと寄ってきて声を落としてから
、「色々と。準備おっけーですか?」
含みを持たせて言ってるけど、色々との中身は先日購入した下着の事を真っ先に言ってるのは見え見えで。
「まぁ、」
肯定も否定もした所で何か言われる事はわかってるから、なんとなく言葉尻を濁す。
たしか愛羅ちゃんは巧さんの家でご飯作ってクリスマスを祝うっていってたけど、随分とおしゃれしてる。
家で待つと言った私はいつもと一緒で、なんかやっぱり女子力が上がっているようには思えない。無理することはないけど、やっぱりちょっとそのへんどうにかしたいと思う。
あの下着とかつければそれだけで気持ちもあがって女子力が出てくるんじゃないだろうか、なんてふと思う。そうか、あれは自分のためのものなのか。