初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
新たな年に向けて
大みそかに実家に帰って聞かされたのは妹の結婚の話。ついでに私の結婚はどうなったのかと問い詰めらる始末。正直に彼とはお別れした事を言うと、お姉ちゃんを待ってたらいつまでも結婚できないから待つのやめた、と。
「ねぇ、お姉ちゃん。何であの人と別れたの?」
「……まぁ、色々と」
言葉を濁してみたけど、そんな事でひるむ妹じゃない。
「だって去年はすぐにでも結婚しそうな勢いだったじゃない?だから私もそろそろいいかなって思って」
妹なりに色々気を使ってくれてたのがわかって正直に言う。
「縁がなかったのかな、先輩とは」
「ふぅーん、で?」
って?攻撃を緩めない妹の前では何故か形勢不利で。
「私に気にせずに結婚してくれて大丈―――」
「そんなの言われなくてもするけど。ていうか、お姉ちゃん新しい彼氏は?」
う。聞きたいのはそこか。
「……まぁ、それなりに」
瞬間パーっと明るくなった表情に、やっぱりこの子は可愛いなんて思ってる私は随分とシスコンなのか。
「今度、紹介してね」
「うん」
「まぁ、お姉ちゃんには幸せになって欲しいから」
そう照れながら言った。
早く結婚してねって言われるのかと思ったのに、私を思ってくれてる気持ちが伝わってきてすごく嬉しかった。
「ねぇ、お姉ちゃん。何であの人と別れたの?」
「……まぁ、色々と」
言葉を濁してみたけど、そんな事でひるむ妹じゃない。
「だって去年はすぐにでも結婚しそうな勢いだったじゃない?だから私もそろそろいいかなって思って」
妹なりに色々気を使ってくれてたのがわかって正直に言う。
「縁がなかったのかな、先輩とは」
「ふぅーん、で?」
って?攻撃を緩めない妹の前では何故か形勢不利で。
「私に気にせずに結婚してくれて大丈―――」
「そんなの言われなくてもするけど。ていうか、お姉ちゃん新しい彼氏は?」
う。聞きたいのはそこか。
「……まぁ、それなりに」
瞬間パーっと明るくなった表情に、やっぱりこの子は可愛いなんて思ってる私は随分とシスコンなのか。
「今度、紹介してね」
「うん」
「まぁ、お姉ちゃんには幸せになって欲しいから」
そう照れながら言った。
早く結婚してねって言われるのかと思ったのに、私を思ってくれてる気持ちが伝わってきてすごく嬉しかった。