初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
まだ実家に居るのかもしれない。だから誰かきてるのかもしれない。親戚とかなら名前で呼ぶだろうし。だけど、すべてが“かも”で確実にそうというわけではない。
ダメダメ。
悪い方に考え出したらダメだ。際限なく疑ってしまう。
深呼吸して、まずは落ち着く。
そうだ、「またあとで」相良さんはそう言った。だからきっと……
―――ピンポーン
こんな夜中に来客なんて?
ちょっと怖くなってじっとする。だけど、やっぱりに気になってそのままゆっくり玄関に向かって歩いて行くと、
ブブブブブ
手元のスマホがふるえだす。
中に居る事を気づかれるかもしれない。だから誰からのかも見ずに慌ててタップした。そのままソロリとベッドの方へ向かうと静かに出た。
「はい」
『クルミちゃん?あけてくれる?』
「へ?」
『あーごめん、玄関居るの俺。』
瞬間すべての力が抜けてペタリと床に座ってしまった。
相良さんの声を聞いて安心したのとすぐに来てくれた事が嬉しくて。
「……良かった」
『ほんと、ごめん。とりあえず、開けてくれる?』
「あ、うん、待ってて」
そう言って慌てて立ち上がると、玄関に急いで歩きだす。
鍵を開けてカチャリとドアを開けるとすぐに相良さんが滑りこんできた。
ダメダメ。
悪い方に考え出したらダメだ。際限なく疑ってしまう。
深呼吸して、まずは落ち着く。
そうだ、「またあとで」相良さんはそう言った。だからきっと……
―――ピンポーン
こんな夜中に来客なんて?
ちょっと怖くなってじっとする。だけど、やっぱりに気になってそのままゆっくり玄関に向かって歩いて行くと、
ブブブブブ
手元のスマホがふるえだす。
中に居る事を気づかれるかもしれない。だから誰からのかも見ずに慌ててタップした。そのままソロリとベッドの方へ向かうと静かに出た。
「はい」
『クルミちゃん?あけてくれる?』
「へ?」
『あーごめん、玄関居るの俺。』
瞬間すべての力が抜けてペタリと床に座ってしまった。
相良さんの声を聞いて安心したのとすぐに来てくれた事が嬉しくて。
「……良かった」
『ほんと、ごめん。とりあえず、開けてくれる?』
「あ、うん、待ってて」
そう言って慌てて立ち上がると、玄関に急いで歩きだす。
鍵を開けてカチャリとドアを開けるとすぐに相良さんが滑りこんできた。