初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
言い出すのを躊躇っていると目の前にオーダーしたものが届けられた。
「お。とりあえず、先食べるか」
「あ、うん。そうだね」
今すぐに言えなかったのが、良かったのか悪かったのか。複雑な気持ちのまま食べ始める。
いつものように食べ始めてしまうとそんな事はスッカリ頭の隅に追いやられていて。
「せっかく休日だし、このあとどこか行く?」
「んー」
久しぶりだし、せっかくだから……
「まぁ俺としてはこのまま、うちに連れて帰りたいけど」
うん、せっかくなんだから家でゆっくりしたい。
別に買い物はいつだっていい。それに昨日名残惜しかった事が頭の中に甦る。
「あの、」
「あー別にアレだよ、クルミちゃんが行きたい所あればもちろん一緒に行くよ」
ニコって笑って急に言いなおした相良さん。強引に連れて帰ってくれてもいいのに。
「ううん、行きたい所なんてない」
「ん、わかった」
まっすぐな相良さんに比べて、それが出来ない自分がもどかしい。
相良さんの近くに居れば、自分にもっと素直になれるだろうか。もっと近くに。ずっと一緒にいられれば……。
そんな事を思いながら相良さんとの休日をのんびりと過ごした。
「お。とりあえず、先食べるか」
「あ、うん。そうだね」
今すぐに言えなかったのが、良かったのか悪かったのか。複雑な気持ちのまま食べ始める。
いつものように食べ始めてしまうとそんな事はスッカリ頭の隅に追いやられていて。
「せっかく休日だし、このあとどこか行く?」
「んー」
久しぶりだし、せっかくだから……
「まぁ俺としてはこのまま、うちに連れて帰りたいけど」
うん、せっかくなんだから家でゆっくりしたい。
別に買い物はいつだっていい。それに昨日名残惜しかった事が頭の中に甦る。
「あの、」
「あー別にアレだよ、クルミちゃんが行きたい所あればもちろん一緒に行くよ」
ニコって笑って急に言いなおした相良さん。強引に連れて帰ってくれてもいいのに。
「ううん、行きたい所なんてない」
「ん、わかった」
まっすぐな相良さんに比べて、それが出来ない自分がもどかしい。
相良さんの近くに居れば、自分にもっと素直になれるだろうか。もっと近くに。ずっと一緒にいられれば……。
そんな事を思いながら相良さんとの休日をのんびりと過ごした。