初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
待ち合わせた駅から数分「あ、ここみたいです」と桃華ちゃんが見上げたのはタワーマンション。
「うわぁ、すごい……」
「うん、あの二人にはピッタリね」
イメージ通りだったのかノリちゃんはそのまま入口の方へと進んでいった。
仕事柄こういう事には動じないのか、一度立ち止まったもののすぐに歩きだした。
「桃華ちゃん、行こうか」
まだ見上げていた桃華ちゃんに声をかけ、ノリちゃんの後を追った。
*****
「こんにちは、今日はお世話になります」
三人並んで挨拶もできるぐらい広い玄関。
うちはドアの大きさと同じサイズだから、ここの半分もない。
出迎えてくれたミレイさんに促され、部屋の中に入りながら話す。
「すごく素敵なところですねー」
「あら、堂地くんの家も、ここと変わらないはずよ?」
「うーん、そうでしょうか?」
ということはやっぱりかなりいい所に住んでいるんだろう。
でも、羨ましいのは広さでも豪華さでもなくて
「うん、ずっと一緒に居られるなんて素敵……」
「うわぁ、すごい……」
「うん、あの二人にはピッタリね」
イメージ通りだったのかノリちゃんはそのまま入口の方へと進んでいった。
仕事柄こういう事には動じないのか、一度立ち止まったもののすぐに歩きだした。
「桃華ちゃん、行こうか」
まだ見上げていた桃華ちゃんに声をかけ、ノリちゃんの後を追った。
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「こんにちは、今日はお世話になります」
三人並んで挨拶もできるぐらい広い玄関。
うちはドアの大きさと同じサイズだから、ここの半分もない。
出迎えてくれたミレイさんに促され、部屋の中に入りながら話す。
「すごく素敵なところですねー」
「あら、堂地くんの家も、ここと変わらないはずよ?」
「うーん、そうでしょうか?」
ということはやっぱりかなりいい所に住んでいるんだろう。
でも、羨ましいのは広さでも豪華さでもなくて
「うん、ずっと一緒に居られるなんて素敵……」