初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
朔也さんが戻って来るとすぐに講習?お教室模擬?に入り、ミレイさんの言うようにすぐにそれは終わってしまった。かと言っていかにも簡単なものに見えるかというとそんなことはない。
「あとは固まるのを待って最後にデコるだけだから」
朔也さんが教えてくれたレシピはびっくりするほど簡単で、初心者の私にもわかりやすく一人でも十分できそうなものだった。
「分量だけはキッチリ計ってね?それだけきっちりやればマジで美味しく出来るから」
キラキラの笑顔で今日もウインク一つ投げて講習終了。
これでファンにならない生徒はいないと私は断言できる。そのぐらい朔也さんの笑顔も講習も魅力的だった。
「ハァー、朔也さんってイタリア人みたいですね。」
ノリちゃんがため息のような吐息のようなものを吐きながら言う。
「本場のイタリア人にしてみれば、これはまだまだだよ?ね?ミレイ?」
「……そうね。朔也はまだまだね」
ミレイさんの手厳しい言葉に私たちは絶句。
本場の人たちにこんな事されたら、私たちはひとたまりもないに違いない。
「それじゃ、みんなはゆっくりしてて?これからランチの準備をするからね。ミレイ、あとはよろしくね」
朔也さんはヒラヒラと手を振るとまたキッチンに戻っていった。
「あとは固まるのを待って最後にデコるだけだから」
朔也さんが教えてくれたレシピはびっくりするほど簡単で、初心者の私にもわかりやすく一人でも十分できそうなものだった。
「分量だけはキッチリ計ってね?それだけきっちりやればマジで美味しく出来るから」
キラキラの笑顔で今日もウインク一つ投げて講習終了。
これでファンにならない生徒はいないと私は断言できる。そのぐらい朔也さんの笑顔も講習も魅力的だった。
「ハァー、朔也さんってイタリア人みたいですね。」
ノリちゃんがため息のような吐息のようなものを吐きながら言う。
「本場のイタリア人にしてみれば、これはまだまだだよ?ね?ミレイ?」
「……そうね。朔也はまだまだね」
ミレイさんの手厳しい言葉に私たちは絶句。
本場の人たちにこんな事されたら、私たちはひとたまりもないに違いない。
「それじゃ、みんなはゆっくりしてて?これからランチの準備をするからね。ミレイ、あとはよろしくね」
朔也さんはヒラヒラと手を振るとまたキッチンに戻っていった。