初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
いつもならここでちょっと時間もらってでもすぐ片付けちゃう所。まだ早い時間だし、もう少し一緒に居たいけど、
「あー相良さんがよければ相良さんのお家に行っても?」
「いや、それはダメ」
強い調子で拒否されて少なからずともショックを受ける。自分でされて初めて気付くなんて。
「いや、ダメってかな。俺がダメなんじゃなくてどっちかっつうとクルミちゃんがというか……」
最後はモゴモゴと口ごもるから、相良さんをまっすぐに見てもう一度問う。
「私?!」
「そ、週末じゃないのに帰したくなくなる……」
そ、そういうこと?瞬時に顔が赤くなったのは自分でもわかった。冬だというのに、顔だけが熱い。
「きょ、今日まだ火曜日だし。帰りますよ、ちゃんと」
どもりながらも答えるけど、名残おしくなってしまうのはいつもの事。
また週末にって約束があるから帰るけれど、今日みたいにふいに会えると嬉しくて……
「うん、わかった。週末まで我慢するかー」
今度はニッと笑ってポンポンと私の頭に触れる。
あ、でも週末は―――。
「あー相良さんがよければ相良さんのお家に行っても?」
「いや、それはダメ」
強い調子で拒否されて少なからずともショックを受ける。自分でされて初めて気付くなんて。
「いや、ダメってかな。俺がダメなんじゃなくてどっちかっつうとクルミちゃんがというか……」
最後はモゴモゴと口ごもるから、相良さんをまっすぐに見てもう一度問う。
「私?!」
「そ、週末じゃないのに帰したくなくなる……」
そ、そういうこと?瞬時に顔が赤くなったのは自分でもわかった。冬だというのに、顔だけが熱い。
「きょ、今日まだ火曜日だし。帰りますよ、ちゃんと」
どもりながらも答えるけど、名残おしくなってしまうのはいつもの事。
また週末にって約束があるから帰るけれど、今日みたいにふいに会えると嬉しくて……
「うん、わかった。週末まで我慢するかー」
今度はニッと笑ってポンポンと私の頭に触れる。
あ、でも週末は―――。