初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
蛇口から出るのは源泉のお湯。
お湯の温度が高いから水も一緒に……と書いてある。浴槽にお湯がどんどんはられていくとともに浴室にヒノキの香りも一緒に漂う。まるで森の中にいるようなそんな錯覚さえ起こす。
朝から贅沢、なんて思いながら浴室を後にした。
寝室に戻ると相良さんはすっかり目が覚めていて。
「クルミちゃん、ありがと」
「すぐたまると思う。なんかすごくね、いい香りだった」
「そっか」
相良さんはそう言って浴衣を羽織りベッドから出た。
うわっ、なんかその姿。色っぽい。ていうか。相良さんて、絶対私より色気ある。
ぽーっとして見ていると、
「ん?どうした?そんなかっこでいたらクルミちゃん風邪ひくよ?」
そのまま私をその胸に閉じ込める。
朝から相良さんの香りに包まれて離れがたくなってしまう。ただちょっとの間お風呂に入るだけ、なのに。
「……お湯がたまる間。ちょっとだけ」
そう言って相良さんにギュっとしがみ付くようにする。
―――大好き。
「じゃあ、あと少しこうしてる」
「うん……」
せっかくの二人の時間。少しの間でも一番近くに居たい。
お湯の温度が高いから水も一緒に……と書いてある。浴槽にお湯がどんどんはられていくとともに浴室にヒノキの香りも一緒に漂う。まるで森の中にいるようなそんな錯覚さえ起こす。
朝から贅沢、なんて思いながら浴室を後にした。
寝室に戻ると相良さんはすっかり目が覚めていて。
「クルミちゃん、ありがと」
「すぐたまると思う。なんかすごくね、いい香りだった」
「そっか」
相良さんはそう言って浴衣を羽織りベッドから出た。
うわっ、なんかその姿。色っぽい。ていうか。相良さんて、絶対私より色気ある。
ぽーっとして見ていると、
「ん?どうした?そんなかっこでいたらクルミちゃん風邪ひくよ?」
そのまま私をその胸に閉じ込める。
朝から相良さんの香りに包まれて離れがたくなってしまう。ただちょっとの間お風呂に入るだけ、なのに。
「……お湯がたまる間。ちょっとだけ」
そう言って相良さんにギュっとしがみ付くようにする。
―――大好き。
「じゃあ、あと少しこうしてる」
「うん……」
せっかくの二人の時間。少しの間でも一番近くに居たい。