初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
四時間って結構あるかと思ってたけどそうでもなくて。桜並木の通りをのんびり歩いていたらふと目に入った時計を見てビックリ。
「あ、お茶するって言ってたのに」
「あぁもうそんな時間か」
「……ごめん。雑貨屋さん行くと、つい夢中になっちゃって」
自分の部屋を思い通りに作っていくのは楽しいもの。作ってる途中でイメージ変更になったりして、なかなか思い通りに仕上がらないけれど。
「母さんみたいにやみくもに買うのは困りもんだけど。吟味して揃えていくならいいんじゃないの?」
「そうかな」
「ん。知ってると思うけど俺拘りってないから、二人の家は好きにしてくれていい」
二人の家。その言葉に近い将来が描かれている事が嬉しい。
「でもね、今日みたいに一緒に見てくれたら嬉しい」
二人の家。
二人の未来。
相良さんの言葉は少しずつ私に自信を与えてくれる。
「ま、俺は今すぐにでも一緒に住んでもいいんだけどな」
「え?」
「いや、大丈夫。きちんとするから」
「……うん、ありがと」
「チョイ早いけど、行っとくか」
「そうだね」
そのままレストランに向けて歩き始めた。
「あ、お茶するって言ってたのに」
「あぁもうそんな時間か」
「……ごめん。雑貨屋さん行くと、つい夢中になっちゃって」
自分の部屋を思い通りに作っていくのは楽しいもの。作ってる途中でイメージ変更になったりして、なかなか思い通りに仕上がらないけれど。
「母さんみたいにやみくもに買うのは困りもんだけど。吟味して揃えていくならいいんじゃないの?」
「そうかな」
「ん。知ってると思うけど俺拘りってないから、二人の家は好きにしてくれていい」
二人の家。その言葉に近い将来が描かれている事が嬉しい。
「でもね、今日みたいに一緒に見てくれたら嬉しい」
二人の家。
二人の未来。
相良さんの言葉は少しずつ私に自信を与えてくれる。
「ま、俺は今すぐにでも一緒に住んでもいいんだけどな」
「え?」
「いや、大丈夫。きちんとするから」
「……うん、ありがと」
「チョイ早いけど、行っとくか」
「そうだね」
そのままレストランに向けて歩き始めた。