初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
目覚めると、部屋の中は暗い。
「目、覚めた?」
すぐに隣から声が聞こえた。
どうやらいつの間にか寝てしまったらしい。実際寝たといってもそんなに時間がたっていないみたいだし、気絶に近かったのかもしれないけれど。
「ごめ、ちょっと張り切り過ぎた」
謝ってはいるけれど、本当に悪いとは思ってないような顔。だってなんだかちょっと楽しそう。
張り切り過ぎって。その言葉に頭の中でさっきまでの行為が一気に甦る。
いつもなら優しくされる口付けも、喰わんとしそうな程少し乱暴なぐらいだった。
優しい相良さんが好きだけど、こんな風に情熱的な姿を見せられたら。やっぱり嬉しく思う自分もいる。それについていこうとして……私こそ張り切り過ぎたのかもしれない。
「ううん、私こそ……」
そう言ってからやっぱり恥ずかしくなって布団に顔を隠す。
「照れて隠れてるクルミちゃんも可愛いけどさ。ちゃんと顔見せて?」
ソロソロと布団を下げて顔を出す。そこには優しい眼差しを向けた相良さん。
だけど、それだけじゃない。
瞳の奥にまだ少しだけ残る熱。私だけに向けられたその表情に。
ドキン―――。
また胸の鼓動は早まっていく。
「目、覚めた?」
すぐに隣から声が聞こえた。
どうやらいつの間にか寝てしまったらしい。実際寝たといってもそんなに時間がたっていないみたいだし、気絶に近かったのかもしれないけれど。
「ごめ、ちょっと張り切り過ぎた」
謝ってはいるけれど、本当に悪いとは思ってないような顔。だってなんだかちょっと楽しそう。
張り切り過ぎって。その言葉に頭の中でさっきまでの行為が一気に甦る。
いつもなら優しくされる口付けも、喰わんとしそうな程少し乱暴なぐらいだった。
優しい相良さんが好きだけど、こんな風に情熱的な姿を見せられたら。やっぱり嬉しく思う自分もいる。それについていこうとして……私こそ張り切り過ぎたのかもしれない。
「ううん、私こそ……」
そう言ってからやっぱり恥ずかしくなって布団に顔を隠す。
「照れて隠れてるクルミちゃんも可愛いけどさ。ちゃんと顔見せて?」
ソロソロと布団を下げて顔を出す。そこには優しい眼差しを向けた相良さん。
だけど、それだけじゃない。
瞳の奥にまだ少しだけ残る熱。私だけに向けられたその表情に。
ドキン―――。
また胸の鼓動は早まっていく。