初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
本来なら国内で結婚式披露宴をする所、私たちのワガママで桜の咲く場所でウエディングをあげたのだ。
春を待たずしてするのだから、当然身重のノリちゃんは出席できるはずもなく、散々文句を言われてたけれど。
『俺が一日でも早くクルミちゃんと居たかったから』
相良さんのそのひと言でそれ以降ピタリと文句を言わなくなったノリちゃん。相良さんだけじゃなくて、私も同じように思ってたし何よりも……
「じゃ、そろそろ始めていいですかねー?」
木村が司会進行をしてくれるという。
今日はそれが終わるまでビールは乾杯の時だけってノリちゃんにきつく言い渡されてた。
ガヤガヤとしてるなかで立ち上がった木村に注目する人たち。ざっと30人ぐらいはいるだろうか。
その中には私たちを引き合わせてくれた愛羅ちゃん、それに桃華ちゃんたちの姿もある。
「本日はお集まりいただきありがとうございます。えー天気も良く…―」
「木村くん、お料理冷めちゃうから早いとこ乾杯しとこうよ」
木村の挨拶を遮ったのは神代さん。
今日のお花見のお料理をすべて手配してくれた。いや手配っていうかたぶん神代さんメイド。
ちょっとしたデリバリーよりもかなり豪華な料理が並ぶ。
春を待たずしてするのだから、当然身重のノリちゃんは出席できるはずもなく、散々文句を言われてたけれど。
『俺が一日でも早くクルミちゃんと居たかったから』
相良さんのそのひと言でそれ以降ピタリと文句を言わなくなったノリちゃん。相良さんだけじゃなくて、私も同じように思ってたし何よりも……
「じゃ、そろそろ始めていいですかねー?」
木村が司会進行をしてくれるという。
今日はそれが終わるまでビールは乾杯の時だけってノリちゃんにきつく言い渡されてた。
ガヤガヤとしてるなかで立ち上がった木村に注目する人たち。ざっと30人ぐらいはいるだろうか。
その中には私たちを引き合わせてくれた愛羅ちゃん、それに桃華ちゃんたちの姿もある。
「本日はお集まりいただきありがとうございます。えー天気も良く…―」
「木村くん、お料理冷めちゃうから早いとこ乾杯しとこうよ」
木村の挨拶を遮ったのは神代さん。
今日のお花見のお料理をすべて手配してくれた。いや手配っていうかたぶん神代さんメイド。
ちょっとしたデリバリーよりもかなり豪華な料理が並ぶ。