初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
私たちはお祝いをいただく代わりに今日のお花見を会費制にしていた。いや、でもその会費で賄える以上のお料理だったと思う。神代さん夫妻には御礼を渡さなければいけないぐらいにお世話になっていたのに、さらにこんなサプライズまで。
15センチぐらいの桜型のケーキ。
うっすらとピンク色のクリームで花びらも添えられてる。メッセージ通り、ほんのりした甘さと桜の香りの漂う春の味。食べ進めていくと中心にはムースが入っていて、まるで二個目の新たなケーキを食べているようなそんな感じさえした。
「ふふ、お腹いっぱいだったのにね」
「まさか俺が食べられるのつくるとはな」
普段はケーキには手をつけない相良さん。けれど最後まで手を休めることなく二人で食べきった。
「今日は本当に楽しかった」
みんなの祝福に包まれてあたたかくて素敵な時間だった。
幼なじみ。同級生。同僚。関係はそれぞれだけど、心ゆるせる大切な仲間。
「また来年も出来るといいね」
「あぁ来年にはいい報告しないといけないしな?」
「え?」
最後冗談で締めくくった相良さん。
「桃にはきつく言われたけど」
まんざら冗談でもなかったらしい。その証拠に目が……
「お手柔らかに」
15センチぐらいの桜型のケーキ。
うっすらとピンク色のクリームで花びらも添えられてる。メッセージ通り、ほんのりした甘さと桜の香りの漂う春の味。食べ進めていくと中心にはムースが入っていて、まるで二個目の新たなケーキを食べているようなそんな感じさえした。
「ふふ、お腹いっぱいだったのにね」
「まさか俺が食べられるのつくるとはな」
普段はケーキには手をつけない相良さん。けれど最後まで手を休めることなく二人で食べきった。
「今日は本当に楽しかった」
みんなの祝福に包まれてあたたかくて素敵な時間だった。
幼なじみ。同級生。同僚。関係はそれぞれだけど、心ゆるせる大切な仲間。
「また来年も出来るといいね」
「あぁ来年にはいい報告しないといけないしな?」
「え?」
最後冗談で締めくくった相良さん。
「桃にはきつく言われたけど」
まんざら冗談でもなかったらしい。その証拠に目が……
「お手柔らかに」