初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
ノリちゃんの家についてキッチンを抜けるとそこはリビング兼、寝室。
27とはいえ、都内の交通の便のいい所で広い部屋に住むことなんて夢のまた夢。
私の部屋だって似たようなもんだ。
「ノリちゃん、これは……」
部屋いっぱいに広げておかれた洋服。
いや、靴の箱やバックやアクセサリーに至るまで所狭しと置いてある。
唖然として見ている私にノリちゃんはお茶淹れるねといってキッチンに行ってしまう。
辛うじて座る場所を探して座り、テーブルの上のアクセサリーをお茶が置ける程度に横によせた。
ノリちゃんは片づけられない女子なわけでも掃除のできない汚部屋にいつも住んでるわけでもない。
学生時代に何度か来たことのある私はそれを知ってる。それに良く見ればコーディネートされて置いてあって、バックや靴もそれに合わせて置かれていた。
「クルミ、コーヒーにミルク入れる?」
「あ、牛乳があれば三分の一ぐらい入れてくれると嬉しい」
そうお願いすると、牛乳を電子レンジで温めてからいれてくれたノリちゃん。
こういう心遣いが出来るノリちゃんなんだから、この散らかってる部屋の理由はやはり謎。
27とはいえ、都内の交通の便のいい所で広い部屋に住むことなんて夢のまた夢。
私の部屋だって似たようなもんだ。
「ノリちゃん、これは……」
部屋いっぱいに広げておかれた洋服。
いや、靴の箱やバックやアクセサリーに至るまで所狭しと置いてある。
唖然として見ている私にノリちゃんはお茶淹れるねといってキッチンに行ってしまう。
辛うじて座る場所を探して座り、テーブルの上のアクセサリーをお茶が置ける程度に横によせた。
ノリちゃんは片づけられない女子なわけでも掃除のできない汚部屋にいつも住んでるわけでもない。
学生時代に何度か来たことのある私はそれを知ってる。それに良く見ればコーディネートされて置いてあって、バックや靴もそれに合わせて置かれていた。
「クルミ、コーヒーにミルク入れる?」
「あ、牛乳があれば三分の一ぐらい入れてくれると嬉しい」
そうお願いすると、牛乳を電子レンジで温めてからいれてくれたノリちゃん。
こういう心遣いが出来るノリちゃんなんだから、この散らかってる部屋の理由はやはり謎。