在りし日の青春は彼女たちに委ねられている。
そんな3人も片付けを終えて
屋上にやってくる。
『疲れたー』
『お腹空いたー』
『眠たいー』
屋上にやってきた最初の一言は
三者三様だ。
『また怒られてたね』
と美子が言う
『体育の先生たちの中で、あんたら3人なんて呼ばれてるか知ってる?三馬鹿だってよ』
渚がバカにしたように笑って言う。
それに反論するように、
『絶対、私悪くないよね!?』
『友梨奈はタイミングが悪いよ』
『私も悪くないよね』
『一架は悪いよ』
『私も……』
『梨衣も悪いよ』
3年2組の3人が言い訳をして
彼方が丁寧に返事をしていくのが
当たり前の光景になっている。