キミのことは好きじゃない。


「顔は?可愛い?それともキレイ系?」


「……可愛い、系ってよう分からんけど」


「髪型は?ロング、ショート?ふわふわ?それともストレート?」


「細かいな……あー、クセがあるって言ってたな。まぁ、割とストレートで、百合くらいの長さ……かな」


彼女を思い浮かべながら答えている颯斗の顔がなんだかにやけているように見えて、ちょこっとジェラシーを感じてしまう。


まぁ、真面目な颯斗が特別だと言い切った相手だ。


本当に大切にするんだろうな、彼女のこと。




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