サバイバル
荒れたように生えた草を掻き分けながら、どんどん夢中で進んでいった。
気がついたら周りは全部熱帯雨林に囲まれていて、暖かい地方独特な鮮やかな花が咲いていた。
今は川を見つけて、それを辿って歩いている。
海岸から見たらそこまで山っぽくなかったけれども、川が流れているってことはそれなりに斜面になっているのかもしれない。
そして地元の川と違って、とっても綺麗な水。
すくって飲むのには余りに不注意だから止めておくけれど、そうしても良いくらいその水は透き通っていた。
「わぁ…っ!」
覗き込むと、綺麗な魚が木々の間から差し込む光に反射して輝いている。
すごく綺麗なその光景に、時間がたつのも忘れて私はしばらく見入ってしまった。
側に誰かが近寄るのも気がつかない程…。
「やー…そんなところでぬーしはるんやっさー?」
……○×▲◇◎★※☆♪×っっっっっっっ!!!!!!
突然の人間の気配に、言葉も出なかった。
余りに驚いて肩がビクンと跳ね上がる。
ドクン…ドクン………心臓が鳴る音が響く。
「いなぐさぁ~。えーしろー、早く来いよ!いなぐがいるぞ!」
何…?日本人?…てか…人間!?
聞いたこともないような、でも微妙に分かるような気がしなくもない言葉で、しかも自分に話しかけているのが分かると、背中から急にいやな汗が流れてきた。
「くんぐとーるところでぬぅそーがんやっさー?」
しかも…たくさんいるし…。
ザザっと、草むらをかき分けて自分に近づくのが分かる。
怖すぎて…後ろを振り向けない。
聴いたこともないような言葉だから、話が通じるとも限らないし、
てか、敵か味方かも分からないし、
そもそも…宇宙人だったらどうしよう!?
とっさに私は側の木陰に身を隠した。
気がついたら周りは全部熱帯雨林に囲まれていて、暖かい地方独特な鮮やかな花が咲いていた。
今は川を見つけて、それを辿って歩いている。
海岸から見たらそこまで山っぽくなかったけれども、川が流れているってことはそれなりに斜面になっているのかもしれない。
そして地元の川と違って、とっても綺麗な水。
すくって飲むのには余りに不注意だから止めておくけれど、そうしても良いくらいその水は透き通っていた。
「わぁ…っ!」
覗き込むと、綺麗な魚が木々の間から差し込む光に反射して輝いている。
すごく綺麗なその光景に、時間がたつのも忘れて私はしばらく見入ってしまった。
側に誰かが近寄るのも気がつかない程…。
「やー…そんなところでぬーしはるんやっさー?」
……○×▲◇◎★※☆♪×っっっっっっっ!!!!!!
突然の人間の気配に、言葉も出なかった。
余りに驚いて肩がビクンと跳ね上がる。
ドクン…ドクン………心臓が鳴る音が響く。
「いなぐさぁ~。えーしろー、早く来いよ!いなぐがいるぞ!」
何…?日本人?…てか…人間!?
聞いたこともないような、でも微妙に分かるような気がしなくもない言葉で、しかも自分に話しかけているのが分かると、背中から急にいやな汗が流れてきた。
「くんぐとーるところでぬぅそーがんやっさー?」
しかも…たくさんいるし…。
ザザっと、草むらをかき分けて自分に近づくのが分かる。
怖すぎて…後ろを振り向けない。
聴いたこともないような言葉だから、話が通じるとも限らないし、
てか、敵か味方かも分からないし、
そもそも…宇宙人だったらどうしよう!?
とっさに私は側の木陰に身を隠した。