地味なあの子は有名人?
「いいからこいって、話はそれからでいいじゃん」

教室には緊迫した空気が流れる

「章悟、俺は行くけどお前は?」
松原は俺を見て問い掛けた。
「お前が行くのに俺が行かない訳にはいかねーだろ」
俺達は竹内に着いて行く事にした

着いたのは屋上
ケンカでもする気か…?

「ケンカするつもりわない、その変わり言う事きけや」
「いきなりなんなんだよ…」

「俺のクラスにさー椎野っているじゃん?あいつを…いじめたいんだけど一緒にどう?」

俺はキレそうになった
いじめってそんなに簡単に決めるのか?
されてる側の気持ち考えて言ってんのか?

俺は殴りそうになった
「章悟、暴力は止めとけ!いくらなんでもヤバイから」
殴りそうな俺に気づいたのか松原は
俺にしか聞こえない小さな声で言った
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