あたし彼女
朝
目が覚めて
トモが
アタシを
見ている
『おはよ』
『…おはよ
てかいつから
起きてたの?』
『さっきだよ
寝顔見てた
ヨダレ
垂らしてたよ』
『うそ!
マヂで?
ヤバイ!』
アタシ
一応
いつも通りに
振る舞う
念願の
おはよ
も
言えたし
もぉ
思い残す事
ないし
『トモ何時?』
『8時過ぎ』
『アタシ
今日用事
あるんだよね
悪いけど
家に送ってって
くれない?』
『そうなんだ
わかったよ』
ベッドから
降りる
一日中
一緒に
いられるなんて
もぉ
望まない
今日で
最後
トモには
言わない
いつも通り
いつも通りに
トモと
お別れする