あたし彼女


忙しくて

口だけプロポーズ

指輪も

用意しないで

君に

プロポーズしちゃったね

それでもいいよって

カヨは

文句一つ言わないで

俺と

いてくれたね

君と過ごした

3年間は

早く感じたよ

お互いの親にも

反対される事なく

毎日

幸せに過ごしてきたね

指輪

渡せなくてごめん

カヨがいなくなって

一応買ったんだ

君の指のサイズ

6号の

小さなダイヤがついた指輪

だけど

はめる

指どころか

君の存在すら

ないから

指輪は

君の

仏壇に

置いておいたからね

ソッチで

はめてよ

はめる事は

俺は

出来ないから


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