歪な彼カノ関係
そんな声が聞こえた



立ち上がった私が声のした方を見るとボールが私に思いっきり迫っていて避けようと思っても反射神経が鈍い私がよけれるわけもなくそのままボールが思い切り当たった



思いのほか衝撃が強く私の体が傾いた



やばいと思った時には私はベンチのすぐ後ろにあった階段に思いっきり頭を打ち付けていた



「彩…!!」



切羽詰まったような昴くんの声が私の薄れる意識の中聞こえたような気がしたけど私はそのまま意識を手放した




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