歪な彼カノ関係
こんこんと少し控えめに聞こえたノック音



「失礼します」



「はーい」



入ってきたのは白衣を着た先生。多分を手当てしてくれた先生だろう



「頭を強く叩きつけられて脳震盪を起こしたのとガラスの破片の少し大きめなものが左側のオデコに刺さってしまって出血したものでした」



「あ、そうなんですか。」



「はい。ですがオデコに刺さったガラスが少し大きかったのも関係してか一生残る傷になるかもしれません」



「…。そうですか。」



女子の顔に”一生残るかもしれない傷をつけてしまった”



しかも幼馴染の親友に…。



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