歪な彼カノ関係
その時は全力で否定した。だって同じ部活に好きな子が居るのに勘違いされたらあまりにも昴くんが可哀想だったから…。



それに実際…私が昴くんと喋れるのは愛美がいたから。幼馴染の親友だから…だ。



愛美がいなかったらきっと私は眺めてるだけで終わる恋だったはずなんだ…。



「あ!彩…!!」



私が1人ベンチに座って動けないでいるとさっきまで愛莉ちゃんと談笑してた昴くんが私に声をかけてきた



『す、昴くん…』



昴くんがこっちに駆け寄って来て昴くんの後ろには私にもニコニコ笑ってる愛莉ちゃんの姿が映った



「彩、今からゲームやるからもっとちかく来て見てってよ」



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