歪な彼カノ関係
『え……でも…。』



「いいから、いいから!」



そう言って私の手を引いてサッカー場がある場所の1番近くのベンチに座らせた



「ここで見てて」



それだけ言い残してサッカー部の輪に戻った昴くん



今の光景を見ていた部員に少しイジられているのが見えた



……こんな事したら愛莉ちゃんに勘違いされちゃうよ…。



だって愛莉ちゃんには1番勘違いされたくないでしょ…?



なのに……こうやって声を掛けてくれたのが嬉しいなんて思っちゃうんだ……。



…私、重症だな……。


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