歪な彼カノ関係
まだ、HRが終わって間もない時間だったから下駄箱はまばらにしか居なくて私は靴を履き替えて昴くんが靴を履き替える場所まで行く



私は2年生で昴くんは3年生



だから下駄箱の位置が少しだけ離れてる



3年生の下駄箱の前で待ってると



「……ねぇ」



少し低い女の人の声が聞こえた



『えっと……はい…?』



「昴と付き合ってるっていうのアンタよね?」



『…そ、ですけど………』



「ちょっとついてきて」



『え…、でも…』



私が渋ると



「は?ついてくるわよね?」



有無を言わせないとでも言うような最初の時より断然低い声で言われた


< 35 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop