歪な彼カノ関係
『…はい』



そこには私の拒否権など最初から存在しなかった



女の先輩の後ろを恐る恐るついていく



昴くんには“ごめん、少し遅れる”そうメールを送った



そして着いたのは校舎裏



着いた瞬間ドンっと体を押され校舎に体を叩きつけられた



そのまま転んだ私



『……っ…た』



痛さに顔を歪めると



「ざまぁ。昴と付き合ってるんだからこんぐらい覚悟してたでしょ?それにこれから私が言う事もわかってるわよね??」



答えたくなくて俯く



それが癪に触ったのか髪を引っ張られ



「聞いてんのかよ!?」



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