歪な彼カノ関係
伶くんの挑発するような声



「そ、れは……っ!」



「…冗談はここまでにしといて。……さっさと謝れよ。」



倒れそうな殺気が伶くんを取り巻く



私はいい加減慣れたけど…



女子達は初めての事で顔を青白くさせている



「ご、ごめんなさ……」



「あ?聞こえねぇよ。」



「ご、ごめんなさぃぃぃぃいいっ!!!」



逃げるように謝ってどこかに走っていった女子達



「大丈夫?」



『だい、じょーぶ』



「そうには見えないけど」



『そ、それより、愛美迎えに来たんでしょ?は、早く行きなよ?』



伶くんの背中を押しながら言う



「え…でも…」

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