歪な彼カノ関係
『私は大丈夫だから。それに、ただでさえ他校で愛美と学校離れてるんだから少しでも多く愛美と過ごしてあげて?愛美いつも伶くんと会えるの楽しみにしてるから…ね?』



「…分かった。無理すんなよ?」




『うん!じゃ、バイバイ!あ、愛美には言わないでね!!』



伶くんの去り際そう少し大きめの声で言えば



「……分かった」



少し納得していない声が返ってきた



伶くんが完璧に見えなくなって私は近くのベンチに座り込んだ



『……ふぅ……っ』



安心したのか流れ出てくる涙



止めなきゃって思うのに大粒の涙が溢れて止まらない



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