歪な彼カノ関係
いつもは楽しく会話しているのに昴くんがどんどん歩いてどこかに向かってる間は無言



いつもは合わせてくれる歩調も私が小走りで追いかけないと追いつかなかった



やっと昴くんが足を止めたのは私の家からほど近い公園



この公園はほんとに小さく遊具もなくあるのは二、三個のベンチぐらい



そこに着いて私を座らせた昴くんは一言



「ごめん。」



そう謝った



…ごめん?それを言わなきゃいけないのは私だ



『なんで…?なんで昴くんが謝るの…?謝らなきゃいけないのは……私』



「……え?」



なんで?って顔に書いてある



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